5Gの発展により、近年注目されているのがドローン業界。一口にドローンといってもいくつかの種類があります。
目視外での飛行や自動運行時の安全確保、被災地などの情報収集といった活用の為に、より高精細なリアルタイム映像の無線伝送が求められている。そういった背景の下、総務省では以下の2点の実現を目的とし、「5.7 GHz帯における高効率周波数利用技術の研究開発」を2019年に公募。3機関共同研究として採択を得て取り組んできた。
東京工業大学 阪口啓教授の研究グループは、株式会社光電製作所、工学院大学 羽田靖史准教授研究グループといった3機関での共同研究を実施。「5.7GHz帯における高効率周波数利用技術の研究開発」でのフィールド実験において、高度約100mで飛行するドローンから送出した4K(2160/60p)生映像の5km伝送に成功した。
5G(ミリ波帯)を使用したドローンの開発にあたっては、電波暗室内での試験が必須。こういったドローン技術の発展にも電波暗室は一役買っているのです。
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能