ここでは、EMCを研究している専門施設を持つ富士通グループの電機メーカー「株式会社富士通ゼネラル」の電波暗室に関する情報を調査。会社の特徴についてもまとめて紹介しています。
富士通ゼネラルでは、さまざまな特色があるグループ会社があるため、業界を問わず多様な製品やサービスを提供することが可能。業界内でも早くから先進技術を取り入れた製品開発や、カメラ、電子部品、ユニット製造などの電子デバイス事業、無線のデジタル化において先端技術を搭載した無線通信機器の研究開発など、広域な事業を展開しています。
都心からアクセスが便利な川崎市にEMC試験施設「富士通ゼネラルイーエムシー研究所」を開設。一般試験規格のEMI測定とイミュニティ試験や、自動車、車載機器の規格をはじめ、各自動車メーカ規格の試験などの車載機器試験、アンテナパターンやシールド特性評価、電波吸収体評価などの特殊試験にも対応しています。暗室内に持ち込めない大型装置のための出張測定サービスも行っています。
富士通ゼネラルイーエムシー研究所には、大型10m法電波暗室2基、小型電波暗室2基、シールドルーム3基、イミュニティコーナーがあり、EMC測定の専門スタッフが在籍。10m法電波暗室と小型電波暗室を使用した自主測定にも対応しています。必要に応じてスタッフがサポートしてくれるので、初めて施設を利用する方でも安心してEMC測定を行うことができます。
言わずと知れた富士通グループの電機メーカー。エアコンなどの空調関連製品などが有名です。富士通ゼネラルでは、EMC製品や開発事業を専門に行う「富士通ゼネラルイーエムシー研究所」を立ち上げ、EMCに関する研究や開発、電磁波障害に関する測定などを行っています。
富士通ゼネラルグループは、製造や販売を国内外にある子会社を含めたグローバルネットワークで構成。革新的なモノづくりを通じて、世界中の方々の暮らしに役立つ製品やシステムを開発しています。
電波暗室選びは、まず用途にあった製品を扱うメーカーと、予算規模に合った導入方法を検討しましょう。
社名 | 株式会社富士通ゼネラル |
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本社所在地 | 神奈川県川崎市高津区末長3丁目3番17号 | 電話番号 | 044-866-1111 |
URL | https://www.fujitsu-general.com/jp/emc/ |
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能