ここでは、オリジナルの電子部品や電子デバイスを開発している「TDK」が扱っている電波暗室に関する情報を調査。会社の特徴についてもまとめて紹介しています。
※引用元:TDK株式会社公式HP(https://www.tdk.com/ja/index.html)
世界での施工実績が累計1,200基(2014年6月時点)となっており、電波暗室の実績がとにかく豊富。素材それぞれが持つ性質を原子レベルから追求できる高い技術力によって、先進的技術を取り入れた精度の高い電波暗室を数多く開発しています。日本だけでなく世界30ヵ国以上の地域に工場や研究所を設け、生産体制を整えています。
要望に応じて機能や性能から設計していくため、多様な規格に適合した電波暗室を提供。無線LANやITSなどの高周波の電波利用に対して、適切な電磁環境を構築するさまざまな電波吸収体の製造や販売も行っています。また、既存の電波暗室の補修やメンテナンスにも対応。EMC関連の技術者を対象としたノイズ対策実習講座も実施しています。
技術支援サービスの一環として、ワンストップ測定評価サービスを提供しています。日本VLACと米国A2LAの認定を取得※し、国際基準を満たしたEMC試験所を開設。高性能10m法電波暗室や車載機器用3m法電波暗室、各種シールドルームを備えている国際的に認定された施設となっており、車載機器のEMC測定の試験所認定も取得※しています。
※引用元:TDK株式会社公式HPhttps://product.tdk.com/ja/technicalsupport/emctest/outline.html
電波暗室に活用されている電波吸収体を豊富に取り扱っています。超広帯域・難燃性・軽量・不燃性・低背型・薄型など幅広い形状・性能を付加している製品の提案が可能です。使っている材料も豊富で、カーボンと発泡スチロール、導電性繊維含有抵抗膜と発泡スチロール支持材、フェライトと無機材料、フェライト焼結体などを使用しています。
薄型の電波吸収体を取り扱っており、柔軟性に富み、軽量化されているので電波暗室にあわせて施工できます。難燃性の製品も取り扱っており、使用環境に合わせた性能を選ぶことが可能です。製品により対応周波数が異なり、広帯域700MHz~30GHz・狭帯域800MHz以上があります。使用素材は磁性体と合成ゴム、カーボンと発泡ポリエチレンです。
電波暗室に利用できる電波吸収体を探している方に向いているメーカーです。ピラミッド・ウェッジ・オリジナル多面・板状など、様々な形状の電波吸収体が揃っています。対応周波数や性能を比較して製品を導入できます。なおこのサイトでは、他にも電波吸収体を選定しやすいように、用途別におすすめのメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
TDKは総合電子部品メーカーとして、1935年の創業から85年以上の実績とオリジナルの磁性技術で業界をリードしてきました。近年は、超高速・大容量ネットワーク社会に欠かせない多彩な電子部品やデバイスを手掛けています。
新たな電子部品を生み出すための独自工法の開発をはじめ、精度の高い製品を作るために素材から自社で開発し部品を製作。独自工法を開発する際に必要な製造装置まで、全て自分たちの手で製作しています。
電波暗室選びは、まず用途に合う製品を扱うメーカーと、予算規模に合わせた導入方法を検討しましょう。
社名 | TDK株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋二丁目5番1号 |
電話番号 | 03-6778-1000 |
URL | https://www.tdk.com/ja/index.html |
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
引用元:マイクロウェーブ ファクトリー公式HP
(https://www.mwf.co.jp/)
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
引用元:TDK公式HP
(https://www.tdk.com/ja/index.html)
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
引用元:テュフラインランドジャパン公式HP
(https://www.tuv.com/japan/jp/)
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能