ここでは、電波暗室と計測システムの両方を提供している「マイクロウェーブ ファクトリー株式会社」が開発した電波暗室に関する情報を調査。会社の特徴と併せて紹介しています。
電波暗室の導入を検討する際、電波暗室と計測システムはそれぞれ別の企業から調達するのが一般的。
一方、マイクロウェーブ ファクトリーは、関連会社のE&Cエンジニアリングとともに電波暗室と計測システムを同時提供しているので、別々に調達するよりもコストを抑えられ、調達もしやすいのが特徴です
万が一、不具合やトラブルが発生した場合に、計測機器と電波暗室の企業が別だと、不明瞭になりがちな責任の所在を同時提供によってクリアにできます。
付加価値の高い業務に特化しているため、独自の技術や特許が豊富。自社のノウハウを活かした自社製品の開発を行っており、6G(テラヘルツ波)に対応した電波吸収対を唯一(2022年3月調査時点)製造できるほどの技術を持っています。
同社は拓殖大学内産業連携センターにテストラボを保有。施設内にはマイクロ波暗室2基、ミリ波用暗室、リバブレーションチャンバなどの設備を完備し、専門スタッフが測定をしっかりサポート。
無線機器開発の支援体制も整っており、端末開発の経験を持つスタッフが製品開発をバックアップしてくれます。テストラボでは、電波暗室と計測システムをセットでレンタルできるため、購入前にその性能を評価することが可能となっています。
広範囲の入射角に対する電波吸収性能が高く、垂直入射の吸収にも対応しています。広帯域に対応しており、電波暗室に利用することが可能です。ピラミッド型なので軽量で屈曲性があり、電波暗室にあわせた設置・敷設ができます。狭帯域のシート型もあります。
ミリ波電波吸収体です。設備やラインにも活用でき、76.5GHzの周波数の電波の吸収に対応しています。吸収性能は45dB以上で、576本のピラミッドがついている形状です。素材に銃安静があり、設置が容易になります。
磁性材のフェライトタイル・誘電帯級主体MAシリーズを複合したものです。広帯域に対応しており、10MHz~75GHzまでの周波数に対応できます。フェライトタイルの電気損失性能を阻害しないように設計されているので、電波暗室に活用が可能です。
ピラミッド型やフラット型の電波吸収体を探している方や、複数の形状・性能の電波吸収体を組み合わせた複合タイプを探している方に向いているメーカーです。電波暗室からラインで利用できる製品まで幅広く揃えています。他にも、このサイトでは用途別に選ぶおすすめの電波吸収体メーカーを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
創業155年以上(2022年時点)の歴史があるコーンズグループのグループ会社で、これまで築き上げてきた技術力や豊富な経験を基に、関連会社と連携を取りながら先進技術を取り入れたコンサルティングや製品販売、計測事業まで、幅広く対応できるような体制を整えている、電波のトータルソリューションカンパニー。
高度なエレクトロニクス社会において、必要なサポートを時代のニーズに合わせて拡充。ミリ波・マイクロ波に対応した電波暗室をはじめ、計測サービスやアンテナ計測などにも対応しています。
電波暗室選びは、まず用途に合う製品を扱うメーカーと、予算規模に合わせた導入方法を検討しましょう。
社名 | マイクロウェーブ ファクトリー株式会社 |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル7F |
電話番号 | 045-594-6639 |
URL | https://www.mwf.co.jp/ |
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能