ここでは、マイクロ波用コネクタ・コンポーネントの専門メーカー「株式会社オリエントマイクロウェーブ」が開発した電波暗室に関する情報を調査。会社の特徴についてもまとめて紹介しています。
これまでの実績とノウハウを活かし、要望の仕様に適した部品選定をはじめ、設計や性能評価まで一貫した製造対応が可能。実現可否を含め豊富な知識と経験を持った技術スタッフが概略検討を実施しています。近年ではMMICを活用した複合ユニットの開発にも携わっており、回路設計から筐体設計まで性能や品質、コストを勘案しながら設計を行っています。
3m法と10m法に対応している6面吸収型の電波暗室を1部屋ずつ保有。パターン測定に特化している電波暗室となっています。電波暗室内にはターンテーブルを設置しているので、重量のある機器でも安心。どちらの電波暗室も発泡材タイプの電波吸収体を使用しています。レンタル料金は、3m法が120,000円(税不明)~、10m法が150,000円(税不明)~となっています。
オリエントマイクロウェーブでは、2002年にISO9001を取得しています。毎年部署ごとに品質目標を掲げ、全社員がISO9001に基づく品質マネジメントシステムを確立。品質管理の運用に積極的に取り組んでいます。また、2014年には環境マネジメントシステムISO14001を取得。環境マネジメントシステムを構築し、環境に配慮した事業を行っています。
現代の先端電子装置の中で幅広く使われているマイクロ波専門の総合メーカーとして、少量品から量産品まで数多くのマイクロ波用製品を開発。情報通信産業の中枢となるマイクロ波技術の応用部品や、さまざまな機器の研究開発を行っています。
2002年からは複数の大手企業から譲渡を受け、磁性材料として幅広い用途に使用されているフェライト事業などを展開。自社工場で生産を行っており、マイクロ波用機器の輸出や輸入販売も手掛けています。
電波暗室選びは、まず用途にあった製品を扱うメーカーと、予算規模に合った導入方法を検討しましょう。
株式会社オリエントマイクロウェーブでは、3m法と10m法での測定に対応した6面吸収型の電波暗室を取り扱っています。Azimuth回転軸のほかに送受信にRoll軸が設置されているため、360deg全方位の立体放射パターン評価が可能。また、発泡材タイプの電波吸収体を使用しているので、クリーンな環境での測定が行えます。ただし、パターン測定に特化した電波暗室のため、EMC等の評価規格には対応していません。
社名 | 株式会社オリエントマイクロウェーブ |
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本社所在地 | 滋賀県 東近江市 横溝町2275番地 |
電話番号 | 0749-45-8111 |
URL | https://www.mwf.co.jp/ |
このサイトでは、電波暗室の他に、電波吸収体の詳細解説や、おすすめのメーカー、知っておきたい基礎知識について紹介しています。電波吸収体メーカーについても製品例とともに用途別に紹介しています。電波吸収体を検討されている方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能