電波暗室は自社で設置しようとすると、どうしても小さくはない費用がかかります。電波暗室そのものの購入費用のほか、設置にも費用がかかるからです。しかし、電波暗室は自社で設置する以外にも、試験所を借りることもでき、使用頻度によっては借りたほうが費用が安くなることもあります。そこで、このページでは電波暗室の貸し出しを行なっている企業を紹介します。電波暗室を購入するか、借りるかを迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
国内3ヵ所に電波暗室を備えた拠点を持ち、情報通信機器や家電製品、車載機器、医療機器などさまざまな製品のEMC試験サービスを提供する会社です。移動が困難な大型機械・設備や環境ノイズなどについては出張サービスも行なっています。そのほかに、電磁環境測定や測定器校正、海外認証取得サポートなどのサービスも提供しています。
電波暗室を導入するにあたって最初に考えるべきなのは、購入にするかレンタルにするかということ。電波暗室の施工には5,000万~10億円という規模の予算が必要となります。購入となった場合は、計測システムを持っているかどうかで選ぶべき企業が変わってくる点にも注意が必要です。
自社の状況別に3つの企業を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
電波暗室だけではなく、電波暗室に必須の"計測システム"もまとめて提供してくれる会社。
調整やコミュニケーションの手間が減少し、導入期間の短縮が期待できます。
電波暗室だけを増設したい会社におすすめ。
既存のメーカーの製品保守やメンテナンスにも対応をしており、施工実績も豊富なメーカー(※)です。
大規模な生産をしない場合や、予算確保が困難な場合はレンタルがおすすめ。
EMC試験だけでなく、アンテナ計測など多種多様な試験を行える体制を整えております。
【選定条件】Google検索「電波暗室」で表示された上位22社を調査(2022年3月11日時点)。それぞれ以下の条件で選定。
・電波暗室を初めて導入するなら:唯一、グループ会社内で電波暗室と計測システムの両方を提供している企業
・今ある電波暗室を増室したいなら:既存の電波暗室の補修やメンテナンスに対応しており、なおかつ公式HPに掲載されている電波暗室の施工実績数が一番多い企業(累計1,200基)(2022年3月調査時点)
・購入するほどの費用帯効果を見込めないなら:電波暗室のレンタルを行っている企業の中で、唯一アンテナ計測、EMCの両方のレンタルが可能